適応障害の治療と体験談>適応障害の治療（ストレス耐性強化法2)

（１８）ストレス耐性を強化する（その２）

認知療法の基本は、「自分を知ること」「自分の感情の理由を知ること」
にあるといいます。自分の思考パターン、行動パターンを認識して、
いま自分はなぜこのような感情になっているかを認識するような
訓練をやってみるといいと思います。

�A自分の感情をセルフトークでコントロール
　自分の感情をセルフトークでコントロールすることは効果的な
　方法です。例えば、いつも失敗してクヨクヨするタイプの人で
　あれば、
　「自分はダメな人間だ。なんで失敗ばかりするのだろう」
　と考えずに
　「失敗は誰にでもある。失敗を恐れるな。」
　「失敗は自分の糧になる。これで自分はひとつ大きくなった」
　などを自分に話かけるように言います。
　実際に声に出して言ったほうが効果的です。

セルフトークは、常に自分感情を認識して、自分自身に話しかけて
いきます。感情をコントロールできる自分なりの効果的な言葉を
見つけてください。

自分を認めて、ポジティブな言葉にすることです。
私自身、適応障害の治療中で抑うつ気分のときには、
「この1日を大切に。楽しい1日を送ろう。」とセルフトーク
していました。