適応障害の治療と体験談>適応障害とうつ病の違い

（４）適応障害とうつ病の違いは？

適応障害と軽いうつ病は症状的には表裏一体のところにあります。
「適応障害」と「うつ病」の相違点は何でしょうか？ 「適応障害」の場合、
はっきりとしたストレス因子がある、ということが明確な違いです。
うつ病の場合、原因となるストレスがなくても発症するケースも入る
ようです。

また、適応障害はストレス因子があるところでは、抑うつ症状が自覚
されるのですが、ストレス因子がない環境、土日に家族で過ごす、友達と
遊びにいく、趣味を楽しむ、といったことには普通にやれます。
うつ病の場合、自分が楽しかったことでも楽しくなくなり、すべてに
関心がなくなる状態を言います。
うつ病はすべてに無気力になっていく心の病気ですが、適応障害は
まだ精神疾患としては、初期のレベルに当たり、ここで本人も周りも
しっかり自覚して治そうとすれば、必ず健康な自分に戻れます。

体の調子がおかしい、精神的にもおかしいと思ってほっておかずに
早めのケアが大切です。一刻も早く心療内科、精神科の受診をお奨め
します。