適応障害の治療と体験談>適応障害体験談3（心療内科を受診）

（３３）私の適応障害体験談〜第３話：心療内科を受診する〜

私が紹介されていった心療内科は予約制で、複雑な気持ちを胸に
病院に行きました。受診の前日には、いろいろ言いたいことなど
頭で考えていたら憂うつになってきましたので、紙に簡単に
書き留めることにしました。書いたメモしては、
・いつから症状が出てきたか？
・どんな症状か？
・職場の環境（私の場合、上司との関係）
・私自身の現在の心境
・これからどうしたいか？
などを書きました。

診察室に入って、先生の質問に答えていきました。上に書いていた
内容がそのまま聞かれたので、メモはとても役に立ちました。
質問が終わって、診断書を書く段階になりましたが、
「診断書書いときますね。あと気分が楽になる薬を出しときます」
と言われて、それ以上の説明はありませんでした。
時間も15分程度の診察でした。

私自身、あっけにとられました。私はどういう病気か（病名）
薬の内容や治療の方法など、一切説明がありませんでした。
「心療内科の診察って、こんなものだろうか？」
と思い、家に帰りました。

気になったのでもらった診断書の封筒を空けて病名を確認しました。
診断書には「適応障害」しばらくの加療を有する、と書かれて
いました。
ここで自分自身が適応障害であると初めて認識しました。